


日本からカザフスタンの商業都市アルマティを経由し、見渡す限りの土漠の中、バスはもうもうたる砂煙をあげて5時間ほどひた走り、ようやく現地へ到着しました。一行が目指したのは、カザフスタンの国有原子力会社カザトムプロム社が所有するウエスト・ムインクデュック鉱山。この開発権益を持つAPPAK(アパック)社に当社および関西電力が出資しており、その鉱山開所式を視察するためです。メディア関係者は鉱山開所式の現場にて参加関係者に精力的に取材・インタビューを行いました。
カザフスタンはウラン埋蔵量で世界2位、鉛やタングステンでは世界1位という資源大国で、今後の発展が期待される地域として、ヨーロッパや中国などから事業出資が相次いでいます。ウラン鉱山開発は日本が同国へ出資する初の共同プロジェクトとして両国の期待も高く、開所式には両国政府からの出席もありました。拍手の中、テープカットが行われた後、カザトムプロム社のムフタール・ジャキシェフ社長によるスピーチ、続いてAPPAK社株主代表として当社降旗執行役員によるスピーチが行われ、両国の良好な関係、そして今後への経済効果などへの期待が述べられました。


プラントでは、地下から出てきたウラン原料を精錬する設備と、精錬された「イエローケーキ」と呼ばれるウラン半製品のサンプルを見学しました。ここで生産されるウラン精鉱は今後2010年までに年間1000トンウランが全量日本へ販売予定。現在の日本のウラン消費量が年間約8000トンウランであることから、安定供給源として大きな期待がかかっています。クリーンエネルギーとしての原子力発電は注目度が高く、長期契約を結んだ日本の電力会社3社もこの開所式に参加していました。
悪路でタイヤがパンク、砂埃でデジタルカメラが故障といったアクシデントに見舞われながらの全工程往復22時間でしたが、日本からツアーに参加したメディア関係者はこの機会をフルに活用、開所式の模様はもちろん、多くの関係者にインタビューを行い、いくつかの番組で放映の運びとなりました。
| 日 程: | 2008年6月3~4日 |
|---|---|
| 参加者: | テレビ局2社および業界紙1社、合計5名のメディア関係者 |
| 目 的: | 住友商事グループ各社のビジネスのグローバルな展開を、実際に現地視察することによってより理解を深めてもらう。 |
【主なプログラム】
鉱山開所式視察(カザトムプロム社長、関西電力執行役員、在カザフスタン日本特命全権大使、経済産業省資源エネルギー庁原子力立地・核燃料サイクル産業課長、日本貿易保険理事、国際協力銀行調査役、住友商事執行役員などが参加)、PSPプラントの見学、オープニングセレモニー視察、および関係者への取材・インタビュー。
カザフスタン共和国
ロシアと中国にはさまれた中央アジアに位置し、日本の約7倍の面積に1510万人の人口を持つ。鉛、タングステン、重晶石は埋蔵量世界1位、ウラン、クロム、銀、亜鉛では世界2位、マンガンは世界3位であるほか、石油、天然ガスなど、多くの資源に恵まれた国である。
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