広報パーソン 世界探訪記

住友商事のビジネスの現場を間近に見てきた当社広報担当者が、現地の状況や働く人々の様子をレポートします。世界に広がる住商ワールドの「いま」をお送りします。

今回のレポーター

広報部 副部長 奥谷 直也

広報部 副部長
奥谷 直也

入社時から船舶や自動車の輸出・販売などの輸送機ビジネスを担当し、1991~92年は米国、93~99年はシンガポールに駐在。帰国後、ネットワーク事業本部にて、携帯電話関連事業を手掛けた。2005年に広報部へ異動し、報道・制作・企画の3チームのチーム長を経て、2008年から副部長。生まれ育った大阪の実家(1826年築)を含む町一帯は国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されており、趣味で町のPR用ホームページを開設している。「機会がございましたら、ぜひ富田林市寺内町の町並み散歩へ足をお運びください」と本人コメント。

第14回 ドバイ 中東経済の中心地で出会った無機質と有機質(2010年12月)

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2010年12月、広報部から初の中東出張者として、アラビア半島の南東、アラブ首長国連邦(UAE)を構成する7つの首長国のうち一つで、中東最大の経済都市を抱えるドバイを訪問しました。


中東らしからぬ中東経済の中心地、ドバイ

ドバイ・モール内にある水族館のアクリル水槽は2010年に世界最大とギネスブックにも認定された

日本からドバイ国際空港へは直行便で約12時間。アラビア湾岸の白砂の中に忽然とその姿を現したおびただしい数の超近代的高層オフィスビル、ホテル、ショッピングセンター、コンドミニアム群や高速道路や新都市交通システム。聞きしに勝る未来都市の姿にいきなりびっくり仰天しました。

中東地域といえば、宗教上の規則や気候条件など環境が厳しい印象ですが、ドバイに関しては果たしてここは本当に中東なのか、分からなくなってしまいそうな雰囲気です。
中東にありながら石油依存度が低く、商業の拡大を続けることで発展してきたドバイは、世界各国からの企業が集まるグローバルな経済都市。人口の8割以上が外国人といわれ、非イスラム教徒も多いため、食事や服装など含め宗教的な戒律には厳しくないのだそうです。
また、気候に関しても、滞在中の気温は毎日25度ほど、湿度も低く爽やかで、灼熱の砂漠地帯という印象ではありません。ただ、外に出ると砂ぼこりがひどく、砂漠が近いことを実感。朝方は遠くまで澄み渡っていた青空も、風向きの影響であっと言う間に砂ぼこりに覆われて、自慢の高層ビルも午後には霞んでしまっていました。聞けば、今回訪れた12月は一年でも最も過ごしやすい時期だそう。これに対して夏場は日中なんと50度まで気温が上昇し、湿った海風が吹き付けて湿度も100%近くまで跳ね上がるとのこと。ゴルフを18ホールプレイして体重が3キロ落ちた駐在員もいるとのことで、さすがに想像を絶する条件ですね……。


住友商事の中東ビジネス

サミットスチールの工場では顧客の要望に合わせて鉄鋼材料を加工する

ステンレス鋼管製品を在庫しているメゾン ステンレススチールの倉庫

さて、今回の訪問目的は、中東住友商事による地域会議への出席。中東地域17の住友商事現地法人および駐在員事務所からメンバーが集まり、現在取り組んでいるビジネスや今後中東エリアで成長が見込まれる分野などについて、活発な情報・意見交換が1日半かけて行われました。

会議終了後は、ドバイ近郊で当社が出資している事業会社3社を訪問しました。最初に訪問したサミットスチール・ミドルイースト(SUMMIT STEEL (M.E.) FZCO)は中東初の日系スチールサービスセンターで、建材向けを中心に、建設ラッシュに沸くドバイに高品質な鉄鋼材を供給しています。次に訪問したメゾン ステンレススチール(Mezon Stainless Steel FZCO)は大きな倉庫を構えてステンレス鋼管製品の中東域内向け在庫販売を行っています。そして最後に訪れたSCチューブラーアンドスチールプロダクト(SC Tubular & Steel Products (M.E.) FZCO)では、油田掘削やパイプライン用鋼管製品の在庫・販売を取り扱い、グローバル・サプライチェーン・マネジメントの一翼を担っています。


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