住友商事のビジネスの現場を間近に見てきた当社広報担当者が、現地の状況や働く人々の様子をレポートします。世界に広がる住商ワールドの「いま」をお送りします。
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広報部報道チーム
江中一穂
木材資源事業部で営業を経験した後、2006年より広報部。現在は、金融・物流事業部門、関西ブロック、地域総括・調査部を担当する。ただいま減量中(写真は近々差し替え予定)。
チェルネイレス社
ロシア沿海州プラスタンに本社を置くロシア最大の総合林産企業。240万ヘクタールという広大な林区を所有する。当社出資比率は45%。


プラスタン空港に降り立った筆者と一行
当社が2007年筆頭株主となったロシア最大の林産企業チェルネイレス社を往訪した。
ウラジオストクから700キロほど離れた、沿海州プラスタンという小さな町に同社は位置している。空港に降り立つと、未舗装の滑走路に木造の小さな小さな家が……えっ、これが空港ターミナル?
周りには他に建物もなく草木がうっそうと茂っている。そんなのどかな町に世界でも有数の林産企業があり、当社との深いパートナーシップを築いている。

丸太の輸出港
2009年1月から、ロシアの丸太の輸出関税が、現状の25%から80%に一気に引き上げられる。これは実質的な丸太の輸出禁止と言っても過言ではない。現在世界で取引されている丸太の約4割はロシア産で、日本が輸入している丸太に占めるロシア材の割合も4割を超えている。これが一気に入ってこなくなるわけで、住宅・建設をはじめとする日本の市場への影響は大きい。

現在建設中の加工工場(2008年10月時点)
今回の丸太輸出関税引き上げの背景には、ロシア国内での加工度を上げ、付加価値を高めた上で輸出したいというロシア政府の思惑がある。丸太から一歩加工を進めた製材品や集成材等の輸出関税は、従来通り0%(無税)に据え置かれる。
そのような中で、当社は長年取引関係にある極東のチェルネイレス社と共同でロシア材加工工場の大型プロジェクトを進めており、2009年早々の稼動を目指し建設が急ピッチで進んでいる。従来から製造していた住宅の柱や内装に使う集成材に加え、合板(ベニア板)の材料となる単板や製材品の工場を新設するのだ。これにより、当社のロシア材販売の拡大が大いに期待できる。
そしてこういった当社の動きは、ロシア政府の意向にも沿うものである。