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2016年01月04日
住友商事株式会社

2016年社長年頭挨拶

本日、住友商事本社にて行われました、当社社長中村邦晴による年頭挨拶を下記の通りご報告いたします。


皆さん、あけましておめでとうございます。
東京本社から全世界の住友商事グループの皆さんへ、新年の挨拶を申し上げます。

当社グループにとって今年は、3年間の中期経営計画、BBBO2017の2年目の年です。中長期ビジョンとして掲げている目指す姿の実現への道筋を付けるために、中計の両輪の取り組みである成長戦略と経営改革の推進をさらに加速していきたいと思います。

今年も外部環境の不透明感は続いていくものと思われます。

まず、金融市場では、これまでゼロ金利をベースに、各国の中央銀行によって、潤沢に供給され続けてきたマネーの流れが、米国の利上げを踏まえながら、引き潮に変わりました。そして、石油価格の低迷に伴い中東諸国の経常収支は赤字に、中国の外貨準備高も減少に転じています。

2009年以降、世界を潤してきた、ゼロ金利の過剰マネー、オイルマネー、そして、チャイナマネーの3つのマネーの流れが、新たな秩序を求めながら大きく変わろうとしています。

実体経済においても、調整局面は続いています。鉄鋼市場では、中国だけで日本一国分の生産量を上回る過剰設備、過剰生産が問題となっています。原油市場では、米国のシェール革命の影響を受け、半世紀以上続いたOPECによる秩序が崩れつつあります。また、ニッケルやアルミなど他の鉱物資源も、過剰供給や過剰在庫の状態が続き、価格の上値が抑えられている状況です。

政治面では、日本では7月に参議院議員選挙、米国では11月に大統領選挙があり、節目の年を迎えます。EUでは、多くの難民を受け入れる中で、難しい政治のかじ取りを求められています。そして、これまで成長を謳歌していた新興国の一部では、急激なドル高と資源安の影響を受け、経済問題だけでなく、政治面でも予断を許さない状況に転じていくと思われます。

これらの世界情勢の動きを踏まえて、住友商事グローバルリサーチでは、今年を「壊れる秩序と、過剰に苦しむ世界経済」と表しています。

こ のような外部環境の中で、我々は成長戦略をさらに加速させていきます。当社グループがグローバルな厳しい競争を勝ち抜き、安定的・継続的に成長をしていく ためには、収益力の強化と財務体質の強化の両方を達成していく必要があります。資産の入れ替えを進めつつ、バランスシートをより筋肉質なものへと改善していかねばなりません。

一方で、「秩序が壊れる」ということは、マイナス面だけではありません。「新たな秩序が生まれる」というプラス面にも、しっかりと目を向けていきたいと思います。

AEC やTPPといった新たな広域経済圏の形成、イランやキューバなどの国際社会への復帰による新たな市場の誕生。また、産業構造の変化として注目を集めている IoT や、COP21で合意された環境問題への対応など、我々のビジネスチャンスは確実に広がりを見せています。中長期的な視点で、これらの新たな秩序の形成に 向けた動きについても、積極的に取り組んでいきます。

そして、それらの取り組みを進めていく鍵は、総合力の発揮、組織間連携を徹底的に追求していくことです。組織間の連携については、昨年から、各地域でさまざまな活動が始まっています。

組織の壁を越えて既成概念を打破し、新たなビジネスを生み出す。
組織をつなぎ合わせ、異なる機能を組み合わせることで、新たな価値を創造する。
これこそが、住友商事グループならではの価値の創造です。

BBBO2017の両輪の取り組みのもう一つ、経営改革については、今まで実行に移してきたさまざまな施策を通して、今年は二つのことを皆さんとともに徹底していきたいと思います。

一つ目は、今まで以上に一人ひとりが主体者としての確固たる意志を持ち、それを貫いていくこと。二つ目は、組織の壁を越えた多面的な議論を、より良い意思決定に活かしていくことです。これらを徹底していくことが、必ず、稼ぐ力の更なる強化に繋がると確信しています。

グループ75,000人の一人ひとりが情熱と貪欲さと粘り強さを持ち、それぞれの知見、経験を尊重し合い、発信し合い、議論し合うことを実践すれば、たとえ外部の環境がどのように変化しようとも、必ずそれに打ち勝つことができると思います。

我々のゴールは、BBBO2017を着実に達成し、目指す姿を実現することです。
やるべきことは変わりません。次の50年、100年へと安定的・継続的に成長することができる強固な基盤を構築していくことです。

グループ75,000人で世界に広がるスクラムを組み、目指す姿の実現に向けて、一丸となって、前へ、前へと進んでいきましょう。

最後になりましたが、本年が、皆さんと皆さんのご家族にとって、幸せな一年となることを祈念して、年頭の挨拶とさせていただきます。

本件に関する問い合わせ先

住友商事株式会社 広報部 報道チーム

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