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2008年07月04日
住友商事株式会社
積水化学工業株式会社

強化プラスチック複合管事業のロシアへの進出について
~住友商事と積水化学がロシアで合弁事業開始~

住友商事株式会社(社長:加藤進、以下住友商事)と積水化学工業株式会社(社長:大久保尚武、以下積水化学)は、急速に拡大しているロシアの水環境インフラ市場に進出するべく、ロシア第二の都市サンクトペテルブルグ市に隣接するレニングラード州フシェボロスク市を本拠地とし、住友商事40%、積水化学30%、現地上下水道工事会社ZAO Vodokanalstroy(ボドカナルストロイ、以下VKS社、社長:Agiyan Vladimir(アギヤン・ウラジーミル))30%の持ち分比率で合弁事業を開始することになりました。
積水化学がこれまで蓄積してきた製品力、生産技術力の事業基盤を背景に、住友商事の経営力とVKS社の現地施工ノウハウを融合させることにより市場優位性をさらに強固なものとし、ロシアにおける強化プラスチック複合管事業の拡大をはかります。積水化学は、日本のプラスチックパイプメーカーとしては初のロシア水環境インフラ市場における製造事業への進出となります。


 

1.背景
 ロシア連邦共和国の西端に位置するサンクトペテルブルグ市はモスクワ市に次ぐ第二の都市であり、人口約458万人, 面積約600平方キロメートル(隣接する郊外都市を含めると約1,400平方キロメートル)、レニングラード州は人口約167万人・面積約85,000平方キロメートルです。サンクトペテルブルグ市周辺は、フォード、トヨタ、日産、GM等の大手自動車メーカーも工場を建設しており、今後さらなる外資による進出が期待され、投資環境の向上を目的に、道路・港湾・電力・水といったインフラ整備が急務となっています。

一方、住友商事は2004年のマトビエンコ サンクトペテルブルグ市長来日の折、上下水道事業を含むインフラ整備についての相互協力協定を締結しました。上下水道インフラの近代化の検討に際し、導水路のリハビリ・近代化に最も適した素材・手法として、日本・中国で売上げNo.1を誇る積水化学の強化プラスチック複合管製造技術とエンジニアリング能力・サービス体制に着眼し、導水管の整備・それに伴う現地生産の共同事業を実施することとしました。
 
2.合弁会社設立の狙い
水環境事業においてロシアでの事業基盤獲得を、まずはサンクトペテルブルグ市周辺ではかり、次にロシア全体の水環境ソリューション事業体制に拡大させます。
1)積水化学の製品・技術・エンジニアリングの強みを活用し、競争優位に立つ。
2)住友商事のロシアにおける長年の事業経験を背景に経営安定化をはかる。
3)VKS社の上下水道管の工事実績・施工力をベースに、ロシア国内で重点的な地域戦略を
    展開し、シェア拡大をはかる。

4)サンクトペテルブルグ市の製造拠点をベースに他地域(モスクワ、南ロシア等)への販売も拡大し、  
   将来、ロシア市場で水平展開をはかる。

 

3.合弁会社概要
  1)会社名       LLC SUMI-LON(スミロン)
 2)会社形態   有限会社
 3)設立日      2008年7月中旬会社登記完了予定                 
 4)事業内容   強化プラスチック複合管・継手の製造・販売                     
 5)資本金     2008年度  181百万ルーブル(約8億円)
                       2011年度   267百万ルーブル(約12億円)
 6)出資比率   住友商事(40%)、積水化学(30%)、VKS社(30%)   
 7)所在地       レニングラード州フシェボロスク市(サンクトペテルブルグ市から約30km)
 8)工場面積   約20,000平方メートル(工場建屋7,290平方メートル、

                      事務所1,500平方メートル、在庫場10,000平方メートル)                     
 9)生産能力  強化プラスチック複合管 
                      2008年度    3,000トン/年、1系列 
                      2011年度    15,000トン/年、3系列(φ500~2000mm)
 10)従業員      2008年度    約30名
                      2011年度    約100名
       
4.事業目標
2008年12月末に商業生産を開始し、2011年度には売上高50億円を目指します。

 

5.強化プラスチック複合管
強化プラスチック複合管とは、ガラス繊維、不飽和ポリエステル樹脂および硅砂からなるプラスチック  
複合管です。積水化学は日本国内で「エスロン® RCP®」の商品名で1975年より発売、ガラス繊維の持つ高い強度により抜群の強度と可撓性を持ち、耐震性、耐薬品性さらに水理特性に優れていることから、上下水道管の他、空港整備、宅地造成地の雨水配管、灌漑用管路に幅広く採用されています。

 

6.VKS社の概要
業 態 :建設会社、サンクトペテルブルグ市上下水道公社向け受注高トップ
従業員 :約200名
売上高 :約230億円
総資産 :約90億

7.参考

VKS社によるエスロンRRCPR施工事例 φ1000mm                工場予定地

 
VKS社によるエスロン®RCP®施工事例 φ1000mm         工場予定地    



本件に関する問い合わせ先

住友商事株式会社 広報部 報道チーム

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