このページの本文へ移動

文字サイズ

  • 標準
  • 拡大

2009年08月12日
住友商事株式会社

カザフスタン・カザトムプロム社とレアアース回収プロジェクトに着手
~政府、「レアメタル確保戦略」に基づき集中的・戦略的に支援~

住友商事株式会社(取締役社長:加藤進、本社:東京都中央区、以下:住友商事)は、カザフスタンの国営原子力公社カザトムプロム社(社長:シュコルニク社長)とウラン鉱石残渣からレアアースを回収する事業に合意しました。両社が協力してカザフスタン国内に存在する残渣からの回収事業を独占的に行い、新たなレアアース資源ソースの確立に乗り出します。
住友商事は、すでにカザトムプロム社と日本初のウラン鉱山開発事業を推進しており、同社との2件目の共同事業になります。

 

このレアアースにはハイブリッド自動車や電気自動車のモーターに欠かせないディスプロシウムや
ネオジムが豊富に含まれており、今までほぼ全量を中国から輸入してきましたが、本件によりカザフスタンが新たな供給源となる可能性が出てきました。

 

具体的には、2009年末までに合弁会社を設立し、カザトムプロム傘下のウルバ冶金工場の既存設備を活用して、ウラン鉱石残渣からのレアアース混合物の回収事業を立ち上げる予定です。
まずは、2010年には年間3千トンのレアアース分離品の生産体制を確立し、将来的には現地でレアアースを使用した高付加価値品の一貫生産を行うことを目指します。

 

カザフ国内には、かつて露天掘りで採掘されたウラン鉱石残渣が大量に存在しています。
初期調査の結果、それらの残渣には、今後ハイブリッド自動車や電気自動車の普及により必要不可欠となり、需要の急増が見込まれるディスプロシウムやネオジム(注:強力なモーターに使用)が豊富に含まれていることが確認されています。

 

今回の事業は、既存の残渣からレアアースを回収するため、新規に鉱山開発を行う場合と比較して、
(1)短期間での生産開始が可能、(2)環境負荷が低い、(3)開発コストが低減できるなど、数多くのメリットがあります。

 
一方、レアアースを含むレアメタルの安定供給は、我が国製造業の国際競争力の維持・強化の観点から極めて重要です。政府は7月に「レアメタル確保戦略」を策定し、今後需要増が見込まれる新エネ・省エネ製品の動向などから必要とされる優先度の高い鉱種について、集中的・戦略的な取り組みを実施するための枠組みを整備しました。


この観点から経済産業省資源エネルギー庁や石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)は、本件について、レアアースを回収する技術開発への支援を決定しました。今後も、融資など、本プロジェクト成功へ向けさらなる支援を検討することとしています。



本件に関する問い合わせ先

住友商事株式会社 広報部 報道チーム

ページの先頭へ