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2009年12月14日
住友商事株式会社

新技術"CO2選択透過膜"の実用化に向けた技術開発、市場開拓を本格化
~省エネルギー、低炭素社会の実現に貢献~

住友商事株式会社(取締役社長:加藤 進、本社:東京都中央区、以下住友商事)は、株式会社ルネッサンス・エナジー・リサーチ(取締役社長:岡田 治、本社・大阪府大阪市、以下ルネッサンス社)が開発したCO2(二酸化炭素)選択透過膜という新技術の実用化に向けた技術開発・市場開拓を、同社と共同で推進します。

 

ルネッサンス社が開発したCO2選択透過膜は、混合気体からCO2だけを分離して透過するという特徴を持っています。水素製造工程におけるCO2の分離法として従来採用されている化学吸収法では、分離回収工程で大量のスチームを必要としますが、CO2選択透過膜ではスチーム使用量を大幅に削減でき、大きな省エネ効果を得ることができます。さらに、中空糸(ストロー)状のCO2選択透過膜を束ねてモジュール化することによって、化学吸収法よりも狭い場所で効率よくCO2の分離回収が可能です。すなわち、スチーム利用減により、エネルギー消費は既存技術の約5分の1となり、かつ省スペースで設置できます。

 

この技術は大量の水素を必要とする石油精製や化学プラントの水素製造工程に応用可能です。こうした工程は日本国内で約40カ所、海外では国内の約50倍あると言われており、大きな商機が見込めます。

 

住友商事は、ルネッサンス社が開発したCO2選択透過膜の先進性に着目し、実用化に向けた技術開発、市場開拓を本格化します。当面は石油精製や化学プラントの水素製造工程をターゲットとして、2010年早々に日本の顧客プラントへ試作機を設置し、その評価・改良を行いながら、モジュールの大型化を進めていく予定です。また、2010年1月にアブダビで開催されるWorld Future Energy Summit 2010でこの技術を紹介し、石油、化学関連の潜在顧客が多い中東地区での市場を開拓していきます。

 

その他、将来のCO2排出削減の有望なツールと言われているCCS(Carbon dioxide Capture and Storage:CO2の分離、回収、貯留)のCO2分離・回収工程においても、この技術の活用が期待されます。同工程はCCS全体のコストの約6割を占めており、CO2選択透過膜のさらなる技術開発の進展により、将来的には発電所などでも大幅なコスト削減につながると考えています。

 

本件は、将来有望な技術を開発段階からサポートしながら、市場の開拓を進めるもので、水素製造工程の大幅な省エネルギーを図るだけでなく、CCSといった地球温暖化対策への有効な手法としても期待できます。持続的成長が可能な低炭素社会を目指す住友商事の環境ソリューションビジネスの戦略的方向性に一致した取り組みであり、今後も積極的に開発支援、市場開拓、事業化を進めていきます。

 

● ルネッサンス社について

会社名 株式会社ルネッサンス・エナジー・リサーチ
本社住所 大阪府大阪市中央区高麗橋一丁目7番7-2810号
設立 2004年7月
代表者 岡田 治 (代表取締役社長)
事業内容 ・ エネルギー・水素分野を中心とした、触媒・プロセス技術の販売・ライセンス 等
・ CO2選択透過膜等各種ガス透過膜及びその応用プロセスの開発等
開発について 独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)、近畿経済産業局から補助金を得て、神戸大学松山教授らと開発

 

本件に関する問い合わせ先

住友商事株式会社 広報部 報道チーム

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