住友商事株式会社(本社:東京都中央区 社長:加藤進 以下、「住友商事」)は、ブラジル国営石油会社Petroleo Brasileiro S.A.(本社:ブラジル国リオデジャネイロ州、代表者:Jose Sergio Gabrielli de Azevedo、以下「ペトロブラス社」)との間で南西石油株式会社(本社:沖縄県西原町 以下、「南西石油」)を共同経営していくことで基本合意し、数日内に新株主間協定書に調印する。
南西石油は、現在、東燃ゼネラル石油(株)87.5%、住友商事12.5%出資の石油精製専業会社であるが、昨今の精製マージンの悪化を受け、かねてより抜本的な解決方法を探っていた。住友商事は約2年前に南西石油をペトロブラス社へ紹介し、同社を新たなパートナーとして迎え入れることにより、精製事業の継続、沖縄現地の雇用維持、設備投資による設備の高度化を図ることを目的にペトロブラス社と協議を継続してきた。アジア地域に石油精製拠点を保有したいペトロブラス社とのお互いの事業戦略が一致したことから、ペトロブラス社は東燃ゼネラルが保有する南西石油の株式全てを買い取り、住友商事と2社で共同経営に向けての基本契約書に調印した。南西石油は、2008年4月にも沖縄県唯一の石油精製会社として新株主の下で新たなスタートを切る。
南西石油は1968年から、日量10万バーレルの精製設備を持つ、石油精製専業会社として運営されてきたが、簡易設備しか持たない事により割高な軽質原油しか処理できない制約があることから、住友商事とペトロブラス社は、3年後を目処に精製設備の高度化の為の設備投資を計画している。
これにより、安価なブラジル産の重質原油を南西石油で処理することが可能となり、稼働率の向上と相まって、経済性の改善を図ると共に、沖縄の地理的な優位性を生かし、沖縄地元向けの供給に加え、需要の旺盛なアジア諸国向けに石油製品を輸出することを目指す。
住友商事はペトロブラス社との共同経営に際し、アジア地域を中心とした原油、石油製品のトレードのノウハウと沖縄県内向けを中心とする国内石油販売の機能を提供する。ペトロブラス社は製油所運営の為の技術面のサポートをし、ブラジル産重質原油を供給し、アジア域への本格的進出を計画する。このことは、我が国の原油調達ソースの多角化にも資する。
今回の共同運営合意に合わせ、住友商事とペトロブラス社は、日本、アジア地域でのバイオ・エタノール等の新エネルギー事業に於いても南西石油をターミナルとして活用することを共同で検討していく。
【南西石油の会社概要】
(1) 正式名称: 南西石油株式会社
(2) 本社所在地: 沖縄県中頭郡西原町字小那覇858番地
(3) 資本金: 76億円2500万円 (2006年12月31日現在)
(4) 株主構成: ペトロブラス社(87.5%)、住友商事(12.5%) *新体制発足後
(5) 売上: 1539億円(2006年度)
(6) 従業員数: 115名(2007年9月末現在)
(7) 主な事業: 石油精製業(原油処理能力10万バーレル/日)
以上