恵州住金鍛造有限公司は、昨日11月8日に第2鍛造プレスラインの営業運転を開始しました。同社は、住友金属工業株式会社(以下 住友金属)、住友商事株式会社(以下 住友商事)、ティッセンクルップ・チャイナ(以下 TKC)の中国における乗用車及び小型トラック用鍛造クランクシャフトの製造・販売事業会社です。これにより、同社の生産能力は、年産80万本から180万本となります。
記
1.第2鍛造プレスラインの営業運転開始までの経緯
住友金属、住友商事は、中国での鍛造クランクシャフトの飛躍的な需要増大に対応するため、恵州住金鍛造有限公司を2003年7月に設立し、その後ティッセンクルップ・フォージング・グループの事業参画を経て、2004年11月8日に営業運転を開始しました。
旺盛な需要拡大を背景に、2005年11月には第2ライン(5,000トンプレス)の設置を決定し、建設を進めてきました。第1ラインの営業運転開始からちょうど3年目にあたる2007年11月8日に、当初計画より約2ヶ月前倒しで、第2ラインの操業を開始しました。
2. 第2鍛造プレスラインの概要
| (1) |
投 資 額 |
:約30億円 |
| (2) |
設 備 |
:5,000トンプレスライン |
| (3) |
生産能力 |
:100万本/年 |
| (4) |
生産開始 |
:2007年11月 |
第2ラインの稼動により、生産能力が80万本から180万本に増加するだけでなく、第2ラインはツイスト(捩り)設備を装備しているため、V型の鍛造クランクシャフト*の製造も可能となります。今後の更なる需要拡大に対応すると同時に、お客様の多様なニーズにも対応し、鍛造クランクシャフトの拡販を図っていきます。
*V型の鍛造クランクシャフト自動車等のV6やV8エンジンに使用される鍛造クランクシャフトで、鍛造後にツイスト設備で捩ることによって、機械加工費の少ない最適形状が得られます。
<参考>
1.住友金属の鍛造クランクシャフト事業の概要
(1)日本
交通産機品カンパニー製鋼所(大阪市)において、乗用車、トラック、建設機械用等の鍛造クランクシャフトを生産しています(能力:約400万本/年)。
(2)米国
International Crankshaft Inc.(ケンタッキー州)において、乗用車・小型トラック用を主体に生産しており、2009年1月量産開始予定で第3鍛造プレスラインを建設中です(能力:約150万本→約270万本/年)。
上記に恵州住金鍛造有限公司を加えた、日本、中国、米国の世界3極体制で、世界のクランクシャフトシェア10%以上を目指す事業戦略「グローバル10」を掲げ鍛造クランクシャフト事業の拡大を図っています。
2.恵州住金鍛造有限公司の概要(2007年11月現在)
| 所 在 地 |
:中華人民共和国 広東省恵州大亜湾経済技術開発区 |
| 設立時期 |
:2003年7月 |
| 董 事 長 |
:森田 浩二(住友金属 取締役専務執行役員 交通産機品カンパニー長) |
| 資 本 金 |
:2,968万USドル (約34億円) |
| 出資比率 |
:住友金属 51%、住友商事 15%、TKC 34% |
| 生産設備 |
:6,000トンプレスライン 1基、5,000トンプレスライン 1基 |
| 生産能力 |
:180万本/年 |
| 従業員数 |
:155人 |
| 注) |
ティッセンクルップ・チャイナの正式名称:ThyssenKrupp China |
| |
ティッセンクルップ・フォージング・グループの正式名称:ThyssenKrupp Forging Group |
以上