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電気自動車の普及を支える二次電池の製造を支援

2016年6月掲載

経済発展に伴い大気汚染が深刻化する中国では、政府が掲げる行動計画のもと、その抑制に注力。なかでもPM2.5の主要な排出源とされる自動車については、その使用を制限するとともに、環境に配慮した「新エネルギー車」の普及を後押ししています。

中国における大気汚染対策として「電気自動車」の普及が課題

中国では、自動車の排ガスによる大気汚染を抑制するため、2012年に「省エネ・新エネルギー自動車産業発展計画(2012~2020年)」を策定。電気自動車(EV)、プラグインハイブリッド車(PHV)、燃料電池自動車(FCV)を「新エネルギー車」と位置づけ、補助金を出すなどして普及を促進しています。

新エネルギー車、特にEVの普及に伴い、そのキーデバイスの一つである二次電池の供給が不足するという事態が生じています。現地の二次電池メーカーでは、生産効率の向上を図るため、電池先進国である日本から性能の優れた製造設備の導入を進めています。加えて、人命を乗せて走る自動車用途だけに、安全性の面からも最先端の日本製設備が求められています。

そうしたニーズに応えるべく、住友商事グループの住商メタレックスは、日本メーカーとタイアップして中国における二次電池製造の高度化を支援しています。

車載用リチウムイオン電池の市場予測(中国)(単位:MWh)

出所:富士経済「2015 電池関連市場実態総調査」

中国市場と日本メーカーのコーディネーターとして

現在、車載用二次電池の主流となっているリチウムイオン電池は、小型・軽量化と大容量化を両立できるメリットがありますが、その製造ラインは多様な機器から構成されており、それぞれ異なる機器メーカーが製造しています。このため、日本製設備の導入にあたっては、複数の日本メーカーから個別に購入したうえで、連結し、調整しなければなりません。これは中国企業にとっては非常に高いハードルです。そこで、住商メタレックスは複数のメーカーとタイアップし、中国企業の負担を軽減しながら、最適な製造ライン構築を支援しています。

今後も日本の各機器メーカーとの緊密なコミュニケーションを通じて、常に最先端技術を把握し、中国での安全で効率的な二次電池製造に貢献していきます。

プロジェクト関係図

現地で培った知見を生かし、中国ならではのリスクをコントロール

需要が拡大する中国市場は、日本の機器メーカーにとっても魅力的なマーケットですが、独自の商習慣によるリスクから、積極的には踏み出せないのが現状です。住商メタレックスは、中国での豊富なビジネス経験から培われたノウハウ、現地との継続的なコミュニケーションを生かし、リスクを適切にコントロールすることで、日本メーカーの中国市場への進出を支援しています。

住商メタレックス機電・電子材部電池グループメンバー

In Focus

 

安全性を確保しながら、車載用の知見を住宅用蓄電池の拡販へ

住商メタレックスは、中国市場に日本製の二次電池製造設備を供給する一方で、国内では、ゼロ・エネルギー・ハウス(※)社会の到来を見据え、日本の住宅に適したコンパクトなリチウムイオン蓄電池を広く社会に提案していきます。個人のお客さまも導入しやすいよう、リースやレンタルの仕組みづくりや、新たな販路の拡大に取り組んでいます。車載用と同様に住宅用蓄電池にも高い安全性が求められることから、安全性を検討する社内委員会を設け、安全性を最優先にビジネスを展開しています。

※化石燃料由来のエネルギー消費量を上回るクリーンエネルギー発電量を実現する住宅。

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