資源・化学品事業概要

資源・化学品事業部門 - 事業概要

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北海油田における石油開発事業

日本の先駆けとして石油資源の豊富な英領北海へ

石油やガスは、私たちの豊かな暮らしを支える大切なエネルギー資源です。住友商事は、このかけがえのない資源を国内外に提供するため、住友グループと一体となって1970年代に石油・ガス事業を開始。80年代に日本の民間企業の先駆けとして、いち早く英領北海へ進出しました。以来、このエリアを中心に事業を展開しています。

英領北海は古くから油田開発が行われてきたエリアで、インフラ設備はもちろん、法制面の整備も進んでおり、事業を展開しやすい環境が整っています。埋蔵量に関するデータも多く、地下には原油・天然ガスが豊富に埋蔵されていることが判明しています。事実これまでの生産量も多く、残存埋蔵量も豊富なことから、安定したビジネスが期待できる、世界でも有数のエリアとなっています。


上流事業の3つのステージをバランスよく展開

英領北海に浮かぶ海洋リグ(掘削/生産設備)施設

現在、当社が英領北海で取り組んでいるのは、上流と呼ばれる事業。上流事業には、探鉱・開発・生産という3つのステージがあります。

探鉱は、商業生産が可能な油田・ガス田を探し出すステージです。データをもとに、地震探査などの手法を用いて地下を調査。有望な地質構造を見つけたら、油・ガスの有無を確認するための試掘井を掘削。さらに油・ガス田の広がりや埋蔵量を評価するための評価井も掘削した上で、商業生産が可能かどうかを判断します。商業生産が可能と判断したら、開発のステージへ。開発では、原油・天然ガスを採取するための生産井を掘削。同時に、生産・処理設備も設置します。こうして設備・体制が整ったら生産のステージに移行し、生産を開始します。

上流事業では生産ステージとなって初めて収益貢献が見込めるため、当社では生産中の油・ガス田の権益を買収することにより生産ステージから事業を開始しました。その後、ノウハウと技術力を蓄積することによって、開発ステージの油田や、探鉱ステージの鉱区権益も獲得し、フルサイクルでの事業へと拡大してきました。

2008年には、上流事業を当社のエネルギービジネスにおける注力分野の一つに位置づけ、英領北海での体制を強化。英国の石油ビジネスに精通した経営者、埋蔵量評価に高い技術を持つエンジニアを引き入れ、日英で培ったノウハウと技術力を融合することで、上流3ステージでの事業をバランスよく展開してきました。

こうして着実に実績を積み重ねたことが2009年、大きな成果に結びつきました。


オペレーターへの転機

海洋リグ上のオペレーション

当社にとって、大きな一歩になったのは、英領北海の1探鉱鉱区権益を、オペレーターとして獲得できたことです。

権益保有者にはオペレーターとノンオペレーターの2種類があり、オペレーターが事業全体の仕切り役として管理・運営および実際の作業を担当。探鉱を行う場所、スケジュール、導入技術、コストなど、すべてに対して方針を打ち出し、ノンオペレーターに提案していきます。当社がこれまで獲得した権益ではすべてノンオペレーターであり、その場合は「この場所を今掘りたい」と思っても、オペレーターの意向に従って待機するしかありませんでした。それがオペレーターを任されたことで、自らの意思で探鉱できるようになったのです。オペレーターは、これまでの実績や技術力を総合的に判断して任されるもので、英領北海で日本の商社がオペレーターを任された例はなく、前例のない画期的なことでした。

また、これにより英領北海におけるポジションと知名度も高まりました。その結果、世界中の探鉱を手がけている実績の豊富なオペレーターと情報交換する機会も一気に増え、英領北海以外のエリアで行われている事業の情報も数多くキャッチできるようになりました。


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