金属事業概要

金属 - 事業概要

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中東地域と日本の鉄鋼ビジネスの融合を目指す

地道に粘り強く。住友商事の強みを成長する社会で

完成したコイルセンター外観。少量の砂塵で加工品の質が左右されるため、透明アクリル板を使い機械を覆うなど工夫を凝らしている

初めての取り組みには、いつも苦労がつきものです。SSMEの場合も、多くの壁が立ちはだかりました。中でも一番の厚い壁は、コイルセンターの利点を取引先にどう理解してもらうか。中東の商習慣と地理的事情から、安定的な鋼材の供給を確保できないので、先々の需要のために大量の在庫を抱えることが、ドバイのビジネススタイルだったのです。

多くの企業がこの壁にぶつかる中、当社の思いは異なりました。「ジャストインタイム供給というコイルセンターのメリットは必ず理解してもらえる。自分たちの強みを生かして壁を乗り越えよう。」この確信を支えていたのは、アジア諸国での成功体験です。粘り強く提案し続けることで理解が深まり、アジアでコイルセンターを新たなビジネスモデルとして根づかせてきた自信が力となりました。


出荷前の加工、梱包済み鋼板。年間6万トンの加工能力をもつSSMEでは、安全を優先し操業を続けている

SSMEは、当社のネットワークや過去の実績を生かし、設備の導入からサービスの運営方法、そして管理体制までを整えると共に、コイルセンターの機能がいかに有益なものか、説得を重ねていきました。

強く意識したのは、当社のやり方や発想を押し付けるのではなく、ドバイの商習慣や発想との融合です。お互いの良さを組み合わせ、中東スタイルの新しいビジネスモデルを目指すことで、少しずつ取引を広げていくことができたのです。


西南アジア、そして北アフリカにも

現地で働くSSMEの社員集合写真。現地の優秀な人材とともに中東全域にサービスを提供している

SSMEはコイルセンター事業とトレード商売で培った経験とネットワークを生かし、経済発展がこれから本格化する中東湾岸諸国、東アラブ諸国、北アフリカ諸国も今後の注力地域に掲げ、積極的にビジネスを展開していきます。これによって、取引先メーカーもSSMEを窓口に中東市場へアクセスしやすくなると考えています。

これまで培ってきた経験とノウハウを生かして、世界各地の状況に応じた鉄への要望に応え、それぞれの社会がめざす発展に貢献していきます。


2010年7月掲載

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