金属事業概要

金属 - 事業概要

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中東地域と日本の鉄鋼ビジネスの融合を目指す

世界一の超高層ビル建造など、急激に発展するUAE

ドバイの新市街に立ち並ぶビル群。UAE最長の高速道路、シェイク・ザイード・ロードに面している

インフラ、ビル、住宅、自動車、電化製品など、幅広い産業で使われることから、需要の伸びが発展のバロメーターといわれる鉄。その需要が急激に伸びている国の一つが、アラブ首長国連邦(UAE)です。

7つの首長国で構成されるUAEの中で2番目に大きい首長国であるドバイは、8万3,600平方キロメートルの国土(日本の約1/4)を持ち、ペルシア湾沿岸に位置しています。1981年に設置されたフリーゾーン(自由貿易地区)には、法人設立条件や税金などの優遇制度があることから外国企業の進出ラッシュが続き、人口が急増。住宅需要の高まりに大きく拍車をかけました。さらに、世界一高い828メートルの超高層ビル“ブルジュ・ハリファ”、人工島群“パーム・ジュメイラ”に代表されるリゾート開発、各種商業施設や公共施設の建設なども進められてきました。

その結果、UAEでは経済発展とともに鋼材消費も着実に増加。鋼材需要は1990年代にほぼ200万トン以下で推移していましたが、2007年には900万トン近くにも膨れ上がりました。2008年の世界同時不況によりプロジェクトの遅延や中断が発生しているものの、現在は落ち着きを取り戻しています。

住友商事は2005年11月に、現地法人サミットスチール・ミドルイースト(SSME)を設立。鉄鋼製品の仕入れから薄板類の加工・販売を行うスチールサービスセンター事業と、薄板(※1)、厚板、形鋼(※2)、鋼管類のトレード商売を両輪に行っており、ドバイをはじめ中東諸国の需要に応えています。

※1 薄板とは、一般的に厚さ6ミリメートル以下に加工された金属性の板のこと。自動車や家電類のほか、建材や飲料缶まで広く使用されている。

※2 形鋼とは、「H」や「I」など一定の形の断面をもつ鋼材のこと。主に土木・建築用の柱などに使用される。円形の断面で中が空洞のものは鋼管と呼ばれる。


日系企業の先駆けとなるサービスを提供

2006年、建設中のスチールサービスセンター。周囲は広大な砂漠に囲まれているため、インフラ整備も同時に行った

SSMEの設立当初、住友商事は鉄鋼製品の取引からサービスを開始しました。ところが、鉄鋼メーカーの製造拠点は多くがヨーロッパ、日本を含むアジアにあるため、発注から納入まで4カ月近くかかってしまうなど、とても厳しい環境の中でのビジネスでした。そこで状況を好転させるため、2007年4月、新たに取り組んだのが「スチールサービスセンター事業」。当社の金属事業部門が世界に展開するビジネスモデルの核です。

スチールサービスセンターとは、在庫したコイル状の薄板鋼材を顧客の要望に合わせて裁断加工して供給する工場のこと。「必要なものを、必要なときに、必要な数量だけ」ジャストインタイムでの提供を可能にします。

日系で中東に進出した製造工場はまだ多くありません。当社はこのスチールサービスセンターと鉄鋼製品のトレードを両輪に、日系企業の先駆けとして、その足場を整えています。


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