環境・インフラ事業概要

環境・インフラ - 事業概要

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世界中を視野に展開を進める風力発電事業

新事業部を立ち上げ、国内から海外へ

風力発電機の据え付けの様子。タワーの上に載せる部分(ナセル)だけでも、大型バスほどの大きさがあります

自然の風を利用して発電を行う風力発電は、環境への負荷が極めて低いクリーンな電気エネルギーとして脚光を浴びており、米国、中国、ヨーロッパ等を中心に世界各地で開発が進んでいます。再生可能エネルギー事業に注力する住友商事でも、一層力を入れて取り組むべき分野と捉え、2010年4月1日に新設した「風力・水インフラ事業部」において、海外での大規模な風力発電事業を展開しています。

風力発電の仕組みは極めてシンプルで、風が吹くと大きな風車が回り、それによって内部の発電機を回して発電します。最新の大型風車は高さが60~100メートル、羽根の長さは40~50メートルにもなります。適度に強い風が一定方向から吹いている場所が理想と言われています。

大規模風力発電所の建設には、風がきちんと吹くことはもちろん、低周波騒音、景観、シャドウイング(遮光)、生態系への影響など様々な問題がクリアできる広大な土地が必要です。その他、風力など再生可能エネルギーの発電所建設・運営には、発電量単位で比較すると一般的な火力発電よりもコストがかかるため、政府による長期間の買い取り保証などの支援策が整備されている必要があります。さらに風の変化による発電量の変動を受け入れるのに十分な送電設備が整っている場所であることも重要な要件です。


世界二大市場でのダイナミックな取り組み

テキサス州スタントンの風力発電事業

当社は日本国内では、事業会社のサミットエナジー株式会社が山形県酒田市と茨城県鹿島市に風力発電所を所有していますが、この経験も生かして海外展開を進め、現在は国内外合わせて4カ所で風力発電事業を行っています。

世界の風力発電所の2009年末時点の累積設置容量は、米国が1位、中国が2位となっています。しかし、2009年単年度における新規設置容量で米国を追い越した中国が、早ければ2010年中にも、新規、累計設置容量ともに世界最大の風力発電国となる見込みで、当社はこの二大市場で事業を積極的に展開しています。

米国での当社第一号となる風力発電所として、2009年7月に稼働中のテキサス州スタントン風力発電所(120MW)の事業権益を買収しました。

また中国においては、2007年4月に大手電力会社大唐集団(中国5大発電会社の1社、風力発電設置容量ベースで世界第6位の事業者)、および九州電力との間で合弁契約を締結し、内蒙古自治区で大唐中日(赤峰)風力発電所(50MW)を建設、2009年9月に商業運転を開始しています。これは中国において日本企業が参加する初めての、また現在のところ唯一の風力発電所です。


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