環境・インフラ事業概要

環境・インフラ - 事業概要

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長期的視野に立った地熱発電ビジネスへの取り組み

安定供給できる再生可能エネルギー

白い煙は冷却されてから大気に放出される蒸気(ウルブル地熱発電所・インドネシア)

世界規模で地球温暖化への懸念が高まりつつある中、地熱発電が大きな注目を集めています。その背景にあるのは、世界的なエネルギー需要の増加に伴う石油・天然ガス価格の高騰による、火力発電所の運転コストの上昇です。また、いずれは枯渇する運命にある化石燃料に代わるエネルギーとして、半永久的に安定して利用可能な地熱エネルギーに対する期待が大きく高まってきているのです。

地熱発電という名前は聞いたことがあっても、その原理や仕組みについては一般的によく知られていません。「地熱」という言葉から、灼熱(しゃくねつ)のマグマを使って発電しているイメージをもたれがちですが、実際は地中から掘り出した水蒸気を利用して発電しています。地下数千メートルの貯留層にパイプを通すと、地下から200度以上の熱水が勢いよく噴き上がります。そして、地表に出るころには水蒸気となり、その水蒸気でタービンを回して発電をする仕組みです。さらに、取り出した蒸気を冷却し水に還元した上で地下へ戻しているため、半永久的に利用できます。

火力や原子力の場合は水蒸気をつくる大量の水と、水を沸騰させる燃料が必要ですが、地熱の場合はこれらのものが必要ありません。また、マグマが地下水を加熱してくれるため化石燃料を必要とせず、CO2もほとんど発生しません(CO2排出量は火力発電の20分の1程度)。さらに天候や昼夜に左右されることなく、24時間365日安定した発電が可能な点も大きなメリットの一つ。このように地熱発電は、数ある再生可能エネルギーの中でも環境に優しく、信頼性の高い発電形態と考えられているのです。


日本の優れた技術を世界へ

トルコに向けて日本の工場で出荷を待つ富士電機製の蒸気タービン

「基幹インフラの高度化を通じ、社会に貢献する機能集団」を目指す住友商事では、地熱発電ビジネスに早くから取り組んできました。地熱発電にはフラッシュサイクルとバイナリーという2つの発電方式がありますが、200~250度の水蒸気を直接タービンに送り込んで発電を行うフラッシュサイクル方式は、熱交換型のバイナリーと比べて建設および運用コストが安いことから、現段階では世界の主流となっています。そして、フラッシュサイクル用地熱蒸気タービンの分野では日本の重電メーカーが設備容量ベースで、世界の約8割のマーケットシェアを握っています。

その理由は、日本の技術力の高さです。地熱発電は地下の天然蒸気を利用しますが、その中にはさまざまな不純物や重金属(腐食性物質)が含まれており、耐腐食性に優れたタービン製造に関して日本の重電メーカーは技術・ノウハウ共に世界を大きくリードしているのです。

住友商事が地熱発電事業に参入したきっかけは、日本の重電メーカー製タービンのトレーディングに端を発します。その後、プラント建設に不可欠なファイナンスの提供、リスク管理機能、グローバルネットワークを利用した迅速・的確な情報収集など、総合商社としてEPC(工事込プラント建設請負形態)における幅広い機能を発揮。メーカー、エンジニアリング会社、地熱コンサルティング会社とのタイアップのもと、開発を大きくサポートする立場として現在に至っています。


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地球環境保全のためにやらなくてはという使命感で取り組む

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