インフラ事業概要

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CO2排出量を抑える火力発電設備を初めてエジプトへ

エジプト初の超臨界圧火力発電設備を受注

ナイル川とカイロ市街。毎年秋になると「黒い雲」に覆われるため、大気汚染問題などを解決する環境に配慮した技術の導入が急がれている

2008年、日立製作所と共に建設したクレイマット発電所。火力発電所の完成には、およそ3~4年かかる

電力を安定して供給する火力発電所は、私たちの暮らしや産業を支えるエネルギー供給施設として、とても重要な役割を果たしています。そして、これからも社会を支えるインフラの一つとして大きな期待を担っています。その一方で、解決すべき課題もあります。地球温暖化を抑制するため、発電効率の向上などで排出されるCO2を削減することが、重大なテーマになっているのです。

こうした中、注目を集めている技術が、超臨界圧発電技術です。発電用ボイラーで従来の火力発電より一層高温高圧の蒸気を作り、その蒸気でタ-ビンを回転させて発電効率を高め、CO2の排出量を削減するという技術です。優れた環境性能が評価され、世界各国で導入が進んでいます。

2009年9月、当社はエジプトに初めて建設される超臨界圧火力発電所向けの蒸気タービン発電設備を、日立製作所と共同で受注しました。建設地はカイロの東南東約120キロメートルに位置するアインソフナ地区で、着実な経済成長と人口増加を背景に、年々増え続けているエジプトの電力需要に応えます。

必要な電力をまかなうための安価な発電設備を普及させるだけでなく、環境に配慮した新技術を推進することも日本企業の重要な役割の一つです。


エジプトにおける着実な電力事業の歩み

カイロ事務所では、現在、日本人と現地スタッフを併せ30名近くが働いている。中段右から3人目が福澤前カイロ事務所長

エジプトにおける当社の活動は古く、1954年にカイロ駐在事務所を開設以来50年以上にわたってさまざまなビジネスを展開しています。とりわけ、通信、鋼管、電力といった事業で多くの実績をあげており、発展を続けるエジプトのインフラ整備に貢献してきました。

火力発電の設備事業に参入したのは2002年。蒸気タービン発電設備を受注し、その後も蒸気ボイラー、さらには変電設備や送電線など、電力インフラにかかわるさまざまな製品の提供に携わり、8年間で6件の案件を手がけ、事業は順調に推移しています。


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