新産業・機能推進 - 事業概要

ビジネスでもプライベートでも、空の旅を楽しみにしている人は、たくさんいます。国内外の主要都市間を短時間で快適に移動するには、やはり航空機が一番です。
この航空機を航空会社が調達する手段として、1990年代前半までは自社購入が一般的でした。そのために必要だった資金は……客席数200未満の小型ジェット機で1機あたり50億円。500席を越える大型ジェット機では、200億円を越える機種も! そんな航空機が、国内外に路線を持つ航空会社では200~300機必要。1機あたり100億円として、実に2兆~3兆円が必要だったのです。
これほどの巨額資金も、国営・準国営の企業が中心だったことから、調達は可能でした。ところが90年代中ごろに民営航空会社が参入し、競争激化・業界再編が起こると、様子は一変。購入による調達は影を潜めました。

航空会社では緻密なマーケット分析を行い、路線ごとに、どの航空機を何便就航させるのかを決めています。ところが、マーケットはつねに変化するため、航空会社にとっては、変化に応じて航空機や便数を柔軟に変更できることが理想です。
航空機を購入して調達していると、こうした変更を簡単には行えませんが、リースなら「都合にあわせ、最適な航空機を、最適なタイミングと期間で調達」できます。そこで航空機リースへのニーズが、一気に台頭したのです。
こうした業界の変化を受け、当社は1995年に航空機事業の軸足を販売からリースへシフトし、航空機リース事業に進出。専門会社として住商エアクラフト・アセット・マネージメント(SAAM)をオランダに設立しました。

航空機リース事業では、航空会社のニーズにすぐ応えられるよう、航空機を豊富に保有しておく必要があります。そこでSAAMを通じ、ニーズが集中しているB737型機とA320型機を中心に購入していきました。しかし、当社だけでは資金に限界があります。
当社は三井住友フィナンシャルグループ(SMFG)とリース協業戦略を構築してリース会社の統合を行い、2007年10月に三井住友ファイナンス&リース(SMFL)を設立しました。そのリース協業戦略における一つの目玉が、SMFLとの航空機リース共同事業なのです。SMFLは強固な財務基盤を持ち、2008年度の売上高が9400億円を越える国内最大級のリース会社。当社のノウハウとSMFLの「強大な資金力」で航空機が計画的に購入できる体制を目指しました。