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広報部がアテンドするビジネスサイトツアー 広報部が主催する報道関係者向けビジネスサイトツアーの模様をお届けします。
国内

医薬ビジネスの大黒柱、横浜サポートセンター・原薬分析センターを視察してきました

住友商事広報部では、メディア関係者を対象に、当社の事業を理解していただくためのサイトツアーを随時行っています。今回は、当社の医薬ビジネスの現場を視察するツアーを実施しました。

医薬ビジネスのワンストップサービスを展開

創薬支援ビジネスの一つとして、世界最先端の優れた研究機器を、欧米をはじめ世界各国から輸入し国内へ展開している住商ファーマインターナショナル。同社は医薬分野に知見、経験のある多数の専門スタッフを有し、新薬開発の初期からジェネリックに至るまで、あらゆるサービスや原料・資材を提供している住友商事グループの専門商社です。

住商ファーマインターナショナルは、横浜サポートセンターと原薬分析センターの2つのラボを所有しており、他の総合商社のグループ会社にはない専門機能を有している会社です。横浜サポートセンターでは、第一線で活躍する日本のバイオ研究者に対し、遺伝子や細胞の解析装置、さらには最新のイメージング装置などのデモンストレーションや、修理・メンテナンスサービスを提供しています。原薬分析センターでは、医薬原薬の品質評価、製品規格・試験方法の設定を行う他、輸入原薬の出荷判定試験も行っています。今回はこの2つのセンターを視察しました。

まず、住商ファーマインターナショナル本社にて、住友商事グループの医薬ビジネス概要について説明を受けました。当社グループは、バリューチェーンの拡大を目指すため、以下の3点(1)ジェネリックメーカーなどへの原薬供給、(2)新薬ベンチャーへの多面的なアプローチ、(3)医薬新興国向けへの展開に注力しています。

1点目の「ジェネリックメーカーなどへの原薬供給」については、政府の骨太方針で「2020年末までにジェネリック医薬品シェアを80パーセント以上とする」と明記されたことから、ジェネリック医薬品の市場拡大と、これに伴う原薬需要の増加が見込まれています。住商ファーマインターナショナルでは、住友商事のグローバルネットワークを活用し、価格競争力がありかつ高品質の原料サプライヤーを見つけ、ジェネリック医薬品の推進を後押ししています。また、ジェネリック医薬品や長期収載品(特許が切れた先発医薬品)の原薬を輸入して分析し、品質を保証する原薬分析センターを所有している点も強みです。

2点目の「新薬ベンチャーへの多面的なアプローチ」の具体的な取り組みとしては、コンシェルジェサービスがあります。新薬の開発には膨大なコストと時間がかかり、製薬企業にとって大きな負担となります。一方、海外には有望な新薬の研究開発や創薬支援を行っているバイオベンチャー企業が多数存在します。そこで住友商事では、これらバイオベンチャーへの多面的サービスを通じて、海外バイオベンチャーと国内製薬会社・研究機関の橋渡しを行っています。これがコンシェルジェサービスです。

3点目は「医薬新興国向けへの展開」です。現在世界の医薬品市場は米国が1位、日本が2位ですが、今後は新興国の大きな伸びが予想されます。新興国でも、住友商事グループのグローバルネットワークを最大限に活用して、バリューチェーンの拡大をさらに進めていく予定です。

横浜サポートセンターは、横浜バイオ産業センター内にあります

輸入原薬の品質が日本の規格に合致しているかどうか、お客さまへの納品前に独自で分析を行います(原薬分析センター)

最先端の創薬研究のために

医薬ビジネスの概要説明を受けた後、住商ファーマインターナショナルの横浜サポートセンターに移動し、最新機器を見学しました。センターには、医薬品開発に必要な最新鋭の研究機器が、幾つも設置されています。

光を用いたイメージングシステム(IVIS)は、遺伝子の活動や細胞の増減や移動を体外から観察できるシステムで、がんや感染症の研究や薬の開発、再生医療の研究にも活用されています。動物が生きたままデータを取得できるIVISは、動物愛護の観点からも評価の高い装置です。住商ファーマインターナショナルは10年以上にわたり販売を手掛けており、デモンストレーションも行っています。

IVISは、すでに日本国内で180台以上販売されており、製薬企業や大学などさまざまな研究機関にとって必要不可欠な機器となっています。住商ファーマインターナショナルは、IVISを利用する際の研究コンサルティングなども行っており、手厚いサポートが各機関より好評を得ています。

2015年に販売を開始した次世代型イメージングシステムSolaris(ソラリス)も注目を集めています。従来の機器では、小型動物しか観察できなかったのに対し、Solarisは中型・大型動物にも対応するため、今後は、人間を対象とする臨床試験の前段階の研究用(トランスレーショナルリサーチ)装置としての活用が見込まれています。

その後、原薬分析センターに移動しました。原薬分析センターは、12年に約1.5倍に増床し、15年3月には設備も増強して現在37種の測定装置を設置しており、より豊富な研究機器の下、より幅広い原薬の分析に対応しています。原薬分析センターの高橋弘幸センター長は、「ジェネリック医薬品で求められる原薬の品質は、先発医薬品と同等以上。当社は、高品質な原薬を安定供給することが大きな責務と考えている」と語っています。今後、政府によるジェネリックの使用推進により、後発薬製造販売会社に対する原薬分析・供給の需要は、より拡大していくと予測されます。

サイトツアーに参加した記者からは、「研究所を見学する機会はなかなかないため、貴重な機会。また、総合商社として研究所を保有している点に興味をもった」とコメントがありました。また、再生医療市場における新たな取り組みや、新薬開発ベンチャーへの融資などを行うコンシェルジェサービスへの質問など、さまざまな角度から質問が投げ掛けられました。住商ファーマインターナショナル社長の寺脇良樹は、「これからも医薬品産業の成長に寄与し、人々の健康向上に貢献していきたい」と話しました。

横浜サポートセンターにて、最新鋭機器の説明を熱心に聴く記者たち

原薬分析センターでは、研究員による分析試験操作の様子も見学しました

サイトツアー概要
日程 2015年8月28日
参加者 新聞社・出版社8社9名のメディア関係者
目的 住友商事グループ各社によるユニークなビジネスと総合力によるシナジーへの理解を、現場を視察することによってより深めてもらう。
主なプログラム 住友商事グループの医薬事業の説明。住商ファーマインターナショナル株式会社(SPI)の横浜サポートセンター、原薬分析センター(川崎)の見学。関係者への取材。

関連タグ

  • 資源・化学品事業部門
  • 日本
  • 化学品

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