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プロジェクト・アイ ~ その時、何を見つめ、考え、行動したのか

湘南辻堂プロジェクト

不屈の思いが生み出した17万㎡の旗艦店(フラッグシップ)(ページ 1/3)

2011年11月掲載

二度に及ぶ危機を乗り越え、2011年11月11日11時、夢のショッピングセンターが誕生した。

神奈川県藤沢市のJR東海道線辻堂駅北口で進められている大規模複合都市整備事業「湘南C-X(シークロス)」。
その中核となる商業施設として2011年11月、「テラスモール湘南」が誕生した。
延べ床面積約17万m2(東京ドーム約3.6個分)、総店舗数281店、湘南地域で最大級の商業施設である。
この開発を担ったのが、住友商事商業施設事業部の湘南辻堂プロジェクトに所属するメンバーたちだ。
約30年間の歴史を刻んできたこのプロジェクトを、当社の商業施設事業を象徴するフラッグシップとして「この手でつくり出すんだ!」という熱い思いをエネルギーにプロジェクトを推進。
その思いがリーマンショック、そして東日本大震災と、二度も襲ってきた危機をはねのけ、湘南の豊かな自然と調和したショッピングセンターを実現したのである。

フラッグシップ開発をやり遂げる

テラスモール湘南のプロジェクトに現チームリーダーの古川睦が参加したのは、2006年夏。商業施設事業に約10年携わり、ショッピングセンターの開発、運営、リニューアルの全業務をすべて経験し終えたときだった。
「プロジェクト参加の指示があったときは、『身につけた知識や経験を存分に発揮したい』と強く感じました。商業施設事業のフラッグシップ開発を目指すプロジェクトに参加できるのは自分にとっても大きなチャンスだと思いました」

古川 睦
商業施設事業部
湘南辻堂チームリーダー

それから約5年後の2011年11月11日11時、テラスモール湘南は、住友商事、グループ会社で運営を担当する住商アーバン開発、そしてGICリアルエステート(シンガポール政府不動産投資公社/以下GIC)の共同開発で、湘南C-Xの中核施設として誕生した。 延べ床面積約17万m2、店舗面積約6万3,000m2、総店舗数281店。住友商事の商業施設案件としては、フラッグシップにふさわしい規模と内容を実現している。「テラスモール湘南が実現できた要因は、メンバー全員が開発する土地の可能性を信じ、フラッグシップ開発をやり遂げようという思いを持ち続けたこと」だと古川は言う。

テラスモール湘南には日本初出店や神奈川初進出の店舗が多数

夢へのチャレンジ30年目

テラスモール湘南が誕生した湘南C-Xは、神奈川県藤沢市が推進する大規模複合都市整備事業。目指しているのは、約25万m2の広大な土地に、公共・商業・産業・研究施設や住宅、医療施設などをトータルに備える都市の実現だ。この都市整備の基本計画を立案したのが、現在、プロジェクトのオブザーバーを務める東野進である。

東野がこの土地との関わりを持ったのは、いまから30年以上も前のこと。当時の住友商事にとって大規模都市開発は、大きな夢だった。その先駆けとして東野は、この土地を所有していた関東特殊製鋼に対して、工場用地を活用する都市開発計画を提案し続けてきた。30年諦めずに追い続けた夢に、一筋の光が射してきたのは2003年4月。同社から正式に委託され、土地が持つ可能性を最大限に引き出す都市開発計画を立案する機会を得たのだ。

さらに2007年1月、藤沢市による湘南C-Xの商業施設コンペティションにも、提案するチャンスが訪れた。東野が30年間抱いていた夢と可能性をメンバーと共有し、「湘南の自然と人々との調和を実現する施設」というコンセプトを提案。そこに書かれたフィロソフィーが高く評価され、テラスモール湘南の開発がスタートしたのである。

東野 進
建設不動産本部 参事

コラム ~ 不滅のコンセプトブック

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コンペティションへの参加に際し、テラスモール湘南プロジェクトでは、この土地にふさわしい施設が持つべきフィロソフィーを整理した、20ページに及ぶコンセプトブックが制作されました。古代ギリシアや古代ローマの建物など、時代の精神を体現したものは現代まで長く残るという考えに倣い、「21世紀にメッセージを届ける施設を計画しよう」と東野の提案によるものです。「湘南の自然と人々との調和を実現する施設」というコンセプトも、この内容から導き出されもの。現在もこのコンセプトブックは、テラスモール湘南に関わる人たちが行動する際のバイブルになっています。

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