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目覚ましい発展を続けるベトナムで都市鉄道の実現に貢献

2013年6月掲載

アジアを中心に多くの実績

当社では1980年代から、三菱重工業、日本車輌製造などの鉄道関連メーカーをパートナーに、主にフィリピン、インドネシア、台湾、インド、ミャンマーといったアジア諸国及び米国といった海外に向けて、鉄道車両や鉄道システムを輸出するプロジェクトを手掛けてきました。プロジェクトの内容は、構造物や線路の建設から車両・運行システムまでを一括で提供するフルターンキー案件や、車両輸出、運行・保守事業、現地での生産・技術移転、機関車・貨車のリースと多岐にわたっています。

フルターンキー案件のマニラMRT3号線(フィリピン)

ベトナム初の都市鉄道案件

鉄道の事業は、「下物」と呼ばれるトンネルや高架、駅といった土木構造物などの分野と、「上物」と呼ばれる車両、軌道、電力設備、信号通信、運行システムなどの分野に大きく分けられます。住友商事はそのいずれも手掛けられる点が強みです。フルターンキー案件ともなると、鉄道事業者が運行を始める直前の状態まで完成させることが求められます。

当社では、アジアを鉄道分野における重点地域と位置付けています。中でもベトナムは、鉄道プロジェクトが今後も多く計画されていることから、世界の鉄道で実績のあるパートナーと共に、経験に裏打ちされた技術力を発揮して重点的に取り組んでいきます。

現在取り組んでいるのが、ベトナム初の都市鉄道であるホーチミン都市鉄道1号線のプロジェクトです。当社が受注したのは、高架土木および車両基地といった「下物」に関する工事で、デザインビルド案件である点が特徴です。デザインビルドとは、通常は事業者側が行う詳細設計を、契約者側が行うことです。つまり本来ならば発注者であるホーチミン市側が行う詳細設計を当社側が担うことになり、設計・施工を一貫して行いプロジェクトの最適化が図れるというメリットがある一方で、高度なプロジェクトマネジメントが要求されるなど、難易度の高い案件といえます。住友商事では、同国で高まるインフラ整備の需要に応えたいと考え、信頼するパートナーと共に取り組んできました。

ホーチミン都市鉄道1号線の完成予想図(一部)

渋滞解消の切り札として大きな期待

経済発展著しいベトナム。勤勉で穏和な国民性で知られます。国民の平均年齢が約29歳と非常に若いのも特徴の一つで、国全体に活力があふれています。
ベトナム最大の都市、ホーチミンは、急激な経済発展とともに人口も大幅に増加し、市民の足となっているバイクおよび自動車による激しい交通渋滞や大気汚染が社会問題化しています。都市鉄道を軸とした新たな大量輸送手段の整備が求められており、その切り札となるのが今回の都市鉄道建設です。

当社が建設するのは、ホーチミン市の中心から北東部に延びる総延長19.7キロメートルの1号線建設計画のうち、11駅を含む17.2キロメートルの高架土木および車両基地です。完工は2017年を予定しています。

また、ベトナム国営ゼネコンとコンソーシアムを組んで受注したことから、現地の雇用創出にも期待が寄せられています。終点駅は地方へ向かうバスターミナルと接続される予定で、多くの市民が利用することにより、さらに活気にあふれた街並みが生まれるでしょう。

バイクや自動車の台数が大幅に増加し、交通渋滞や大気汚染が深刻化

ベトナムのさらなる都市鉄道網発展に向けて

日本とベトナムは2013年で国交40年を迎えました。当社はこれまで、工業団地の建設など、ベトナムでさまざまな分野のビジネスを展開してきました。当社の手掛けるホーチミン都市鉄道1号線は、ベトナムのさらなる発展に寄与するものとして期待されており、両国の信頼の絆をさらに深めていくことでしょう。

ベトナムでは今後、ホーチミン都市鉄道1号線の延伸となる3a号線、首都であるハノイの主要部を結ぶハノイ都市鉄道2号線など多くの都市鉄道が計画されています。今後成長が見込まれる同国市場および他国で計画されている鉄道案件についても積極的に取り組んでいきます。

関連タグ

  • 輸送機・建機事業部門
  • ベトナム
  • 輸送機・運輸

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