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住友商事が手掛ける環境配慮型ビル事業

2011年5月掲載

住友商事ならではの総合力を生かして

当社の原点ともいえる建設不動産事業。その中核がビル事業です。

東京と大阪の都心部を中心に、名古屋、福岡、札幌、海外(インドネシア、アメリカ)も含め、約10万坪の優良な賃貸用不動産を所有、管理しています。ビルの企画や開発、建設は住友商事のビル事業部が行い、運営やテナントリーシングなどは当社グループの住商ビルマネージメント、エス・シー・ビルサービスやレイビが、メンテナンスやファシリティマネジメントは地域の関連会社が行うといったように、住友商事ならではの総合力を生かした展開を行っています。

通常のデベロッパーと異なり、住友商事では建設に必要な鉄やセメント、機械設備、内装材などを自社で調達するのが特徴。調達先とのコラボレーションから新しい提案や創意工夫が生まれています。

都心に誕生した屋上庭園

オフィスビルは、特定多数の人が長い時間を過ごす場です。快適な空間であるほど、仕事の能率も高くなります。快適さと省エネを両立させる発想で、新たな提案が盛り込まれたビルが2011年1月竣工の住友商事八重洲ビル(東京都中央区)です。

10階建てのビルの屋上には、緑に囲まれた庭園が広がっています。季節変化の美しい植栽を眺めながら休憩やランチのひとときを過ごせます。屋上緑化は海からの涼風をとどめるので、夏でも爽やか。ちょっとしたガーデンパーティーなどが開けるよう、簡単な水まわりも用意され、都心であることを感じさせない屋上庭園です。あわせて、足元には柔らかいゴムチップを使用し、脚に負担のかからないよう配慮しています。
屋上緑化については、2011年10月竣工の住友商事錦町ビル、2011年11月竣工の住友商事神保町ビル、2013年5月竣工予定の住友商事京橋ビルでも採用しており、当社が開発するビルでは、今後これを基本スペックにしていく予定です。

またオフィス内には、ダイキンのデシカント空調というシステムを導入しました。従来型空調は温度調整だけを行いますが、このシステムは、夏は除湿も行い、相対的に高い温度でも体感温度を下げることができ、また、冬場は加湿にも対応します。 家庭用エアコンで人気の「うるるとさらら」をビルの空調に応用したもので、賃貸ビルでこれを導入したのは初めてのケースです。快適性が増し、省エネも図れるため、屋上庭園と併せて、 当社が開発するビルでは、今後これを基本スペックにしていく予定です。

  • 八重洲ビルの屋上庭園

  • 錦町ビルの屋上庭園

  • 神保町ビルの屋上庭園


世界が注目する「トリトンモデル」

オフィスビルへの環境配慮は、重要な問題である一方、行き過ぎると息苦しくなってしまいます。「前年比○ポイントCO2削減」といった数字の競争に走らず、あくまで人が快適に過ごせる空間であるために、人間主体の発想が不可欠です。住友商事では、そうした考え方を2001年に誕生した晴海トリトンスクエアでの取り組みを通じて培ってきています。

従来の発想ならば冷たい無機質な空間となっていた広場を豊かな植栽で彩り、ヒートアイランド現象の緩和に貢献。その他、低層階からはオフィスの高層ビルが目に入らないようにするなど、オフィスワーカーや住民の立場に立った施設づくりを第一に心がけました。また、空調熱源をより効率よく使用するため、地下3-4階には晴海トリトンスクエア一帯の基幹設備を配置し、空調用の冷温水をここで製造、各ビルに供給しています。地下の大型蓄熱槽から送り出された熱を、各ビルの空調機が丁寧に制御することによってムラをなくすという省エネルギー化システムも導入しています。その取り組みは「トリトンモデル」として、世界中から視察が訪れるなど、大いに評価されています。

地下に張り巡らされた管に冷水・温水が流れており、建物全体に行き渡る

雨水や排水の循環利用、ゴミのリサイクルなども積極的に採用してきました。また大型の複合再開発施設では、開業後の管理が環境保全活動の大きなポイントとなるので、晴海トリトンスクエアでは各ビルの管理組合から承認を受けた統一管理者・晴海コーポレーションが一括して環境マネジメント活動を行う体制を敷いています。つまり環境保護をプロに一任するというものです。

他に先駆けたこれらの取り組みが、世界からの高い評価に結びついています。

四季折々の草花を楽しめるトリトンスクエアの花のテラス。これからは周辺住民や地域団体との共生をより意識したビル建設が求められる

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