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環境と渡り鳥に優しい「バードフレンドリー®コーヒー」

2017年3月更新

バードフレンドリー®コーヒープログラムとは

一杯のコーヒーが地球環境保護につながることをご存知ですか。

渡り鳥が休息する森で生まれたコーヒーを「バードフレンドリー®」コーヒーと呼び、このコーヒーを購入することで、ささやかな環境保護への貢献ができるのです。

この認証プログラムは、熱帯の森林を利用したシェードグロウン(木陰栽培)かつ有機栽培で生産されたコーヒーをプレミアム価格で買い取ることによって生産農家を支え、森林伐採を防止して、そこで休む渡り鳥を守るというもの。また、売り上げの一部は、米国スミソニアン渡り鳥センターを通じ、世界中の渡り鳥の研究・保護と環境保護のために還元されています。

住友商事グループは2004年からバードフレンドリー®プログラムに携わっている(ホンジュラス)

鳥にやさしいシェードグロウン(木陰栽培)復活に向けて

一般的に熱帯の森林では、ハチドリやムシクイといった渡り鳥が羽を休めているばかりでなく、昆虫や蛇、両生類やランの花などといった生物の多様性が保持され、またCO2吸収や水質保全という効果も備えています。こうした森林の木陰を活かした農園でコーヒーを育てることは、コーヒーが元来、森林の恵みにより栽培されてきた歴史から考えれば、伝統的、かつ持続可能な農法と言えます。

しかし、低コスト化を図る大規模なプランテーション型経営が増え、一部地域では収穫の機械化が進み、木陰を作るシェードツリーが伐採されているのが現状です。森林に近いシェード(木陰)を保つバードフレンドリー®認証農園では、有機栽培で収穫もすべて手摘みと、とても手がかかる栽培を敢えて実践しており、自然や地球環境への思いや強い意思、消費者の支援なしには継続することが難しくなっています。だからこそ、認証によりトレーサビリティーを確立し、消費者が認証農園を指名買いできる仕組みを構築することで、シェードグロウンを生かしたアグロフォレストリー(森林農業)を守り、渡り鳥を保護していく活動が必要とされているのです。

このプログラムを創設、認証基準を設定したのが、スミソニアン渡り鳥センターです。同プログラムが始まった背景には、北米と中南米を往来する渡り鳥の減少がありました。この状況を心配したスミソニアン協会が、渡り鳥の追跡調査の結果、伝統的にシェードグロウンで生産している中南米のコーヒー農園が渡り鳥の最適な休息地になっていることを突き止めたのです。そこで協会は渡り鳥センターを設立、持続可能なコーヒー生産を掲げて、1999年からバードフレンドリー®認証を開始しました。

現在、前述のバードフレンドリー®基準を満たし認証を受けた農園は、グアテマラやコロンビアなど中南米を中心に12カ国27農園にのぼります。

マヤ系先住民が丹精を込めてコーヒー栽培を行っている(グアテマラ)

コーヒーの実は、機械ではなく手摘みで収穫

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バードフレンドリー®コーヒーの認証基準

バードフレンドリー®コーヒーの認証を取得するため、コーヒー農園は大きく分けて2つの基準を満たす必要があります。

一つは有機栽培であること。もう一つは自然林に近い環境を保つシェードグロウンの独自基準です。これは、シェードツリーが農園の40%を覆っていること(地面から空を見上げた時、シェードツリーの枝葉に40%覆われていること)、11種類以上の樹種で構成されることが求められます。加えて、シェードツリーの高さにも基準が設定されており、60%が12メートル以上の中木であること、20%が15メートル以上の大木であること、小木が20%あることと定められています。つまり、農園のシェード(木陰)の構造が自然林に類似していなければならないのです。

このようにバードフレンドリー®の認証基準はシンプルですが厳格であるため、米国では認証コーヒーのゴールドスタンダード(至適基準)と言われているほどです。コーヒー農園が渡り鳥の生息地になることは容易ではないのです。

バードフレンドリー®認証農園では渡り鳥が羽を休めていることが実際に確認されており、住友商事グループの住商フーズでは、スミソニアン渡り鳥センターの所属母体であるスミソニアン協会と独占契約を締結し、バードフレンドリー®プログラムの拡大に力を注いでいます。

コーヒー愛飲者であれば誰でも気軽に参加できる地球環境保護プログラム、バードフレンドリー®コーヒー。当社グループは今後も一杯のコーヒーから地球の環境を考え、より良くしていくことに貢献します。

バードフレンドリー®認証マーク

  • バードフレンドリー®プログラムは『第五回いきものにぎわいコンテスト』にて特別賞を受賞

  • バードフレンドリー®コーヒーは、ドリップやリキッドでも販売

関連タグ

  • メディア・生活関連事業部門
  • グアテマラ・コロンビアなど
  • 食料品
  • 環境

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