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化粧品を通じて、世界中の女性/男性をより美しく

2010年12月掲載

化粧品の“処方せん”を開発するフォーミュレーター

住友商事と化粧品。その新しい関係が始まりました。米国の化粧品原料フォーミュレーターであるプレスパースが、2010年9月に当社の完全子会社となりました。

女性が口紅やファンデーションを選ぶにあたって、肌への感触や塗りやすさは大切なポイントでしょう。これらの決め手となるのが、原料の配合ノウハウ。原料を混ぜ合わせるための処方せんを開発し、表面処理や有効成分などを均一分散を行って化粧品メーカーに原料を提供する専門企業をフォーミュレーターといい、プレスパースは有力企業の一社です。

これまで化粧品業界では、処方せん開発や製造は、メーカーが自ら行っていました。しかし今後、メーカーはブランド買収や自社ブランドの広告宣伝活動に集中し、ブランドホルダー企業(マーケティング企業)に変化しつつあります。この変化に伴い化粧品市場において、処方箋開発業を担う業態が必要となり、その専業としてフォーミュレーターという業態が確立されていったのです。

実はこのフォーミュレーターの数は案外少なく、全米でもわずか15社ほど。プレスパースは、その中でトップクラスです。今回、当社の完全子会社となったことにより、同社は世界に展開する足掛かりをつかみ、大きく飛躍することが期待されています。

プレスパース本社(ニュージャージー州)

有名化粧品メーカーと共にグローバル展開

化粧品市場全体のグローバルでの売上げは約32兆円。今後は新興国を中心に年4~5パーセントという高い成長率が見込まれています。世界の化粧品メーカーはいままで以上にグローバル展開に力を入れており、これに伴い、フォーミュレーターも海外展開の必要性に迫られています。そこで、従業員数40人のファミリー企業で、売上の85パーセントが米国市場であった同社は、住友商事のグローバルネットワークを活用し、化粧品メーカーのグローバルパートナーとして世界展開していく道を選んだのです。

また、日本はスキンケア大国といわれています。スキンケア関連商品の国内総売上高は約2兆円で、これは米国よりも大きく、欧州とほぼ同規模です。清潔で、肌を大事にする国民性の表れといえるでしょう。最近では医薬分野からのアプローチに期待が集まっています。さらにアンチエイジングへの関心が高まるなど、この傾向はますます強まっていくと考えられます。住友商事のメディカルサイエンス領域における長年の実績が、今後プレスパースが医薬分野に強みを持つフォーミュレーターとして成長するためにも、欠かせないものとなるでしょう。

独自に定めた厳しい品質基準で、原料の品質チェック

景気に左右されることが少ない大きな市場

市場として特に重視しているのが、欧州、中国、南米。将来的にはロシア、中近東での展開も視野に入れています。

化粧品は、景気の波に左右されることの少ない商品といわれています。大きな成長力、かつ景気に左右されない潜在力を持つ市場で、プレスパースと住友商事はさらなる成長を図ります。

フォーミュレーターは、裏方の存在。化粧品を利用する人に意識されることはありませんが、その力で女性、そして男性がより美しく輝くことに貢献しています。世界中の人々をより健康で美しくしたい──。それがプレスパースと住友商事の願いなのです。

検査で合格した原料を精密に量り、サンプルを製作

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