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住友商事ならではの川上から川下までの医薬トータルサポート

2010年7月掲載

国内外の製薬企業にとってのワンストップショップ

「医薬品の世紀」と言われるほど、20世紀から21世紀にかけて医薬品はめざましい発達を遂げ、医療の中心となりました。現在では新薬開発や原料供給など、国境を越えた体制で行われるようになり、企業活動もグローバルに行われています。

住友商事では、国内事業会社の住商ファーマインターナショナル、および海外拠点とともに、医薬ビジネスを展開しています。長年にわたる実績と総合商社ならではのグローバル体制を生かし、新薬からジェネリックまでの開発支援・医薬品原料の供給と、川上から川下に至るまで医薬品業界のプレーヤーをトータルにサポート。人々のQuality of Life(生活の質)改善に、大きく貢献しています。

医薬品開発に必要な探索研究から臨床試験という段階では、バイオベンチャーへの投資や研究提携・ライセンスの仲介などを推進。開発の後期から市販の段階では、欧州、インド、中国等のサプライソースから最適なサプライヤーを選んで、医薬品原料から製剤までを、製薬企業に供給しています。また、海外メーカーの日本における製造業者認定や原料登録の申請もサポート。さらには、規格に合致した高品質な製品を供給するために、独自に品質の分析を行う「原薬分析センター」(川崎市)も設立しています。

品質が規格に合致していることを確認するために、独自に品質の分析を行う(写真は原薬分析センターの皆さん)

ジェネリック医薬品の普及に貢献

ジェネリック医薬品という言葉は、すっかりおなじみになりました。ドクターから処方の際に「ジェネリックでいいですか」と尋ねられたことのある人も多いでしょう。

2010年を境に、国内大手製薬企業の主力製品の特許が相次いで失効します。これが製薬業界の「2010年問題」です。新薬の特許が切れると、同じ成分、同じ効能の医薬品が後発品として登場。これがジェネリック医薬品です。新薬のような開発コストがかかっていないので、安く提供できることが強みです。

住友商事ではこのジェネリック医薬品メーカー向けに、医薬品原料を供給しています。総合商社ならではのネットワークを生かし、世界中から価格競争力がありかつ高品質の原料サプライヤーを見つけることで、ジェネリック医薬品のコストダウンを後押ししています。

米国では特許の切れた医薬品の約70%はジェネリック医薬品に置き換えられています。しかし、日本ではまだ30%を目標に普及活動を推進している段階。将来のマーケットとしては、非常に大きな可能性を秘めているといえるでしょう。

住友商事は、ジェネリック医薬品の普及をサポートすることで、患者の経済的負担軽減、さらには日本全体での医療費抑制にも貢献しています。

ジェネリック医薬品の普及は画期的新薬の創製推進にもつながる

バイオベンチャーと製薬大手の橋渡し

新薬の開発には、膨大なコストと時間がかかります。最近では「20年、1,000億円」と言われるほどです。「2010年問題」に直面する国内製薬企業にとって、新薬開発は緊急のテーマではあるものの、負担が非常に大きいのも現実です。一方、海外には有望な新薬の研究開発を行っているバイオベンチャー企業が多数存在します。そこで住友商事では、これらバイオベンチャー向けの多面的サービスを通じて、海外バイオベンチャーと国内製薬会社の橋渡しを行っています。

具体的には、住友商事の事業会社でライフサイエンス分野の米国最大融資会社、オックスフォードファイナンスの融資案件を通じて、融資先ベンチャー企業が開発中の有望な新薬や新技術を国内の製薬企業に紹介し、製品ライセンスや研究提携の橋渡しをします。さらに、医薬品原料を住友商事のグローバルネットワークを通じてベンチャー企業へ供給するほか、戦略的パートナーとして投資も行います。

オックスフォードファイナンスは約100社の欧米バイオベンチャーを融資先としており、さらに年間500件以上の融資申込みを受けています。これら融資案件とのシナジーを追求することで、従来からの研究提携・ライセンスの仲介ビジネスを、より効率的かつグローバルビジネスモデルに成長させています。これまでに、糖尿病による腎疾患の新薬を開発した米ベンチャーと国内大手製薬企業との製品ライセンス仲介を行うなど、着実に成果を上げています。

こうした海外のベンチャー企業への多面的なサービスを住友商事では「コンシェルジェ・サービス」と呼び、製薬・バイオ業界では他に類のない取り組みとして大きく注目されています。

オックスフォードファイナンス本社(バージニア州 アレキサンドリア)

新興国での医薬品普及にも注力

世界の医薬品市場では、米国が1位で日本が2位の規模。しかし、2020年には中国が世界2位に躍り出るとみられており、今後は新興国での大きな伸びが予測されています。

住友商事でも、中国、インド、ベトナムなどの医薬新興国向けビジネスの拡大に、一層力を入れていく考えです。

経済発展や生活改善に伴って、かつて先進国が歩んできたと同様に新興国でも今後は医療環境の充実が強く求められるようになるでしょう。住友商事では多面的なサポート体制で、これら新興国での人々の生活の質向上に貢献していきます。

5月にアメリカで開催された世界最大級の新薬・バイオテクの展示会"BIO2010 International Conference"。新興国企業も多数出展

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