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自動車ビジネスでイラクの復興に貢献

2013年5月掲載

長い歴史を持つ、住友商事のイラクでの自動車事業

中東・イラク。世界第4位(※)の原油埋蔵量を誇るこの国は、イラン・イラク戦争、湾岸戦争、イラク戦争と、20世紀終盤から幾度も戦禍をくぐり抜けてきました。現在はイラク戦争からの復興の最中です。住友商事はイラクの新たな活力づくりのため、自動車のビジネスを通じて、貢献しています。

イラクにおける住友商事の自動車ビジネスの歴史は古く、そもそものスタートは1960年代半ば。トヨタのSUV(スポーツ・ユーティリティ・ビークル)である「ランドクルーザー」を輸出したことに始まります。以来、戦争をはさんだ浮き沈みはあるものの、トヨタ車約27万台、日野自動車のトラック約1万台を出荷。長年にわたる実績と信頼を築いてきました。

※ 出所:資源エネルギー庁『エネルギー白書2012』

イラクの街の様子。トヨタ「カローラ」のタクシーが目立つ

将来は大きなマーケットに成長

2003年のイラク戦争を境に、イラクの自動車ビジネスは大きく変わりました。社会主義政策を取っていた時代は、政府系の公団がまとまった台数を調達。入札を通じて納品するというビジネスが主で、一般の人々は公団経由、自動車を買っていました。それがイラク戦争後、イラク北部のクルド自治区を中心に民需のオープンマーケットも立ち上がり始め、活況を呈してきています。

イラクは人口が3200万人、原油埋蔵量は世界第4位と、その潜在力の高さから今後も急速な経済成長が見込まれており、年間約30万台近くトヨタ車を販売するサウジアラビア並みの、大きなマーケットに成長すると期待されています。住友商事では、従来以上にイラクでの自動車販売・アフターサービス事業に力を入れ、将来的には年間10万台を目指します。

2007年頃からは国情も落ち着き、前述の通りイラク北部では、ピックアップトラックやタクシーといった民需が出てきています。住友商事では、首都のバグダッドはもちろんのこと、北部、そして全土への拡販を目指しています。

イラクではトヨタ製のピックアップトラックが人気

アフターサービスの拠点を整備

自動車のビジネスは、販売して終わりではありません。点検や修理などのアフターサービスも極めて重要です。モノを長く大切に使うという国民性もあって、イラクでは20年、30年もたったような古い「ランドクルーザー」や「ハイラックス」「カローラ」などが現役として元気に走っています。

トヨタでは、全てのトヨタ車のユーザーに対して適切かつ質の高いアフターサービスを提供することを目的に、サービスの拠点展開を進めています。住友商事は、TOYOTA Authorized Service Station(TASS)を設立していくことで、このサービス工場でトヨタ車への正規のアフターサービスを供給、展開しつつ、イラク人技術者を採用し、人材育成にも注力しています。

現地スタッフを日本に招聘し、サービスと部品の教育を実施

信頼に応え、技術を伝えていきたい

住友商事では、イラク各地域にサービス拠点を設け、お客さまのアフターサービス需要に応えるとともに、アフターサービスのネットワークを拡大することにより、ノウハウや技術を伝えていきたいと考えています。

イラクでは「砂漠で走れるのは、世界中のクルマでランドクルーザーだけ」という、神話にも似た評価が定着しています。それほどトヨタ車への信頼は厚く、愛されています。日本に対しても親愛の念を強く持っているとされ、勉強好きな国民性のイラク人は、日本人の伝える技術を吸収しようと、とても熱心に学んでいます。

イラクの人々の信頼に応えつつ、アフターサービスの体制づくりを通じて、イラクの戦後復興に貢献していく。これが、住友商事がイラクの自動車ビジネスにかける大きな思いです。

サービス受付スタッフ

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